日中外出が多い営業マンは残業を減らし、誰にも邪魔されない「朝の時間」を有効活用している 

from 西野浩輝

「朝活」なんて言葉が広がるほど、朝の時間を有効活用しようという風潮があります。

この朝の時間帯をどう使うかが、営業マンにとっても非常に意味のあることだと思います。

夜遅くまで残業すべきでない

日本においても欧米と同じように、労働時間の短縮を求められています。だからというわけではありません。夜残業することの非効率性の話です。

頭がフル回転した後に、更にその頭を酷使しても良いアイデアが浮かぶ訳もなく、考えを上手に整理整頓できるはずがないのです。

最初は根性で乗り切ることはできるでしょう。人によってそれが数日、数週間、数カ月と差はあるでしょうが、いつまでも続けられません。「俺はやれているよ」という人は、そう思っているだけではないでしょうか。

実は惰性になっており頭をフル回転させる時間が短いか、フル回転させずにエネルギーが持続できるように調整しているように思われます。

客観的に見ると、「あの人はだらだら仕事しているよね」という状態です。

こういうタイプの人は仕事の効率を意識していないので、周囲の人を自分のペースに巻き込もうとするところがあります。すると職場全体がそういう雰囲気になりがちで、全体として効率が悪くなってしまいます。

また夜残業していても、疲れた頭でポジティブな発想は浮かばないでしょう。「失敗したらどうなるんだろう」、「こんなやり方ではダメだ」、「攻めるべきではない、守るべきだ」等とマイナス思考に陥ってしまいがちです。

朝の時間帯は短いから良い

朝早く会社に行くとしても、現実には5時間も早く行くという人はいません。せいぜい2時間が限界でしょう。

その限られた時間だから良いのです。始業時間まで2時間しかないという意識が働き、凄い集中力を発揮できます。気付いたら周りの同僚が出勤していたなんてことを経験するでしょう。

また休めた頭が集中力を発揮することで、非常にポジティブな発想が沸き上がってきます。

どうですか。短時間で良い仕事ができる朝の時間帯を見直すべきだと、理解できましたか。

営業マンの仕事に終わりはないですよね。

だから、夜の時間にだらだらと仕事をしてしまいがちなのです。朝の限定された時間を使えば、夜の残業よりも短時間で良い仕事を成し遂げられます。通勤ラッシュもピークではないので、多少楽ですよ。

朝の時間帯を有効に活用することは、良いことばかりです。是非お試しあれ。

西野浩輝写真マーキュリッチ代表取締役
西野浩輝
「人は変われる!」をモットーに年間150日の企業研修をおこなう教育のプロフェッショナル。トップセールス・経営者・外資系勤務など、これまでの自身の経験を活かして、グローバルに活躍できるプレゼンター人材の輩出に取り組んでいる。
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