プレゼンテーションが上手くなりたい、という声をよく耳にします。
また、企業の人事部から「うちの営業はプレゼンテーションがあまり上手くないから・・・」と相談されることも多いのです。誰もがプレゼンテーションの効果を認識しているからこその悩みなのでしょう。
それほどプレゼンテーションの上手い下手が、営業成績とリンクするのです。
プレゼンが上手いとなぜ営業成績が良くなる?
営業成績とリンクするプレゼンテーションですが、プレゼンが上手いとなぜ営業成績が良くなるのかを、考えたことがありますか。
プレゼンが上手くなりたいと念仏のように唱えている人に限って、そんなことには無関心でいるような気がします。プレゼンが上手くなりたいのなら、先ずはプレゼントと営業成績がリンクする理由を考えてみるべきです。
上手くいったプレゼンテーションとは、どんなものなのか。
お客様が顔を上げているプレゼンです。
終わった後に、お客様が満足した顔をしているプレゼンです。
お客様は興味を惹かれれば、顔を上げます。話している人の目を見て、好奇心を伝えます。知りたいことが分かったときや、心に伝わる内容があれば、お客様は話を聞いたことに満足できます。
そう、答えは簡単ですね。
お客様の関心を引く話をし、お客様の心にメッセージを届ければ良いのです。
日々鍛錬あるのみ
心にメッセージを届けるには、分かり易い言葉で相手の心情に訴えることです。
人の感情には喜怒哀楽とありますが、怒らせたり、哀しませたりするのはかなりの高等テクニックを要するので、避けた方が良いでしょう。
残りは喜びと楽しみです。
相手が喜んだり楽しく思えたりする話を練習すればよいのです。あくまでビジネス上の会話としての練習です。
上司に報告するときや、膝を突き合わせての少人数の打ち合わせにおいても同様に練習するのです。形式が違えど、相手の心にメッセージを届けるのは同じだからです。日々意識して練習していれば、プレゼンテーションだからと言って、特に心配することは無くなるでしょう。
相手の心にメッセージを伝えることができれば、あなたが伝えたいことはしっかりとお客様の心に残るはずです。
そのために、「日々是プレゼン」を実践していきましょう。
西野浩輝
「人は変われる!」をモットーに年間150日の企業研修をおこなう教育のプロフェッショナル。トップセールス・経営者・外資系勤務など、これまでの自身の経験を活かして、グローバルに活躍できるプレゼンター人材の輩出に取り組んでいる。