営業マンはお客様のお役に立つことが仕事ですね。ではあなたが理想とする営業マンは、どのようなタイプの営業マンでしょうか。
何でも屋と威張り屋
頼めば何でも直ぐに聞いてくれる営業マン。お客様が困ったときは直ぐに駆けつけ、お客様のヘルプを全力で成し遂げる。そしてお客様が面倒を抱えたら、やはり駆けつけて、力を貸す。
一方、大変豊富な知識と抜群の企画力を持っていることを自慢し、自分がいなければお客様が困るという自負から、何を聞いても威張った態度を取る営業マン。場合によっては、お客様にお説教的な話までしてしまう。お客様もアドバイスをもらいたいのですが、簡単には近付きにくいタイプの営業マン。
どちらのタイプもお客様の役に立つ営業マンと言えるでしょう。
さあ、あなたが理想とすべき営業マンはどちらですか。
トップ営業マンは偏っていない
何でも屋的な営業マンと威張り屋的な営業マン、どちらもそれなりに役に立つ存在です。
何でも屋タイプの営業マンは、親近感溢れる存在です。威張り屋タイプの営業マンには信頼感はありますが、近寄りにくい存在です。どちらも一長一短があります。
ではトップ営業マンと呼ばれる人たちはどうかというと、どちらのタイプでもありません。
二つのタイプの良いところを兼ね備えています。
つまり、親近感を与えられる場面と信頼感を掴める場面とをしっかりと認識し、それぞれで明確な態度をとっています。
自らの行動が招いたお客様のピンチならば、二つ返事で飛んで行き全力で対応しますが、そうでなければ専門家として的確なアドバイスだけをします。毅然とした態度で、安請け合いはしません。
但し、お客様にとって参考になるアドバイスをすることは惜しまないのです。
このように、状況に応じて今は親近感を醸し出すときなのか、信頼感を勝ち取るときなのかを意識できているのです。
この意識を持てるかどうか、そしてその通りに行動できるかどうか。これができるようになれば、トップ営業マンへ一歩近付けます。
西野浩輝
「人は変われる!」をモットーに年間150日の企業研修をおこなう教育のプロフェッショナル。トップセールス・経営者・外資系勤務など、これまでの自身の経験を活かして、グローバルに活躍できるプレゼンター人材の輩出に取り組んでいる。