実は、私には長年抱えている悩みが一つあります。それは、「太れない」ということ。

この話をすると、ほとんどの人に「贅沢な悩みだ」と一掃されてしまうのですが、本人にとっては結構深刻な問題なのです。実際、健康診断では毎回「痩せすぎなので注意」と指摘されるので、もう少し太りたいのです。

痩せすぎていると、頬がこけ、やつれて見え、それが行き過ぎると、生気がないように見えてしまうリスクがあります。

今は健康的に見えているつもりですが、年齢を重ねるにつれ体重が減っていきつつあり、だんだんと不安が大きくなってきたのです。

そんな思いから一年半ほど前にパーソナルトレーナーに依頼し、増量に挑戦することにしました。

食事の「量」や「質」を見直し、プロテインを取り入れるなど工夫をしましたが思ったほどの増量にはなりませんでした。また仮に増量したとしても、手足がガリガリでお腹だけが出ているような体型にはなりたくありません。

そこで行き着いた結論が、「私が苦手な筋トレをするしかない」というものでした。

苦手な筋トレに対しての新たな取り組み

実はこれまで人生で何十回となく筋トレにトライしたのですが、ことごとく挫折してきました。

今回、「さすがに今までと同じやり方では続かないだろう」と思い、そこで選んだのがスポーツジムの「ボディパンプ」というプログラム
でした。

ボディパンプは、バーベルやダンベルなどの器具を使いながら、インストラクターの指導のもと、音楽に合わせて全身を鍛えるプログラムです。他の参加者と一緒にトレーニングするため、一人で行う筋トレよりも楽しく続けられるのが特徴です。

とはいうものの、「筋トレ挫折常習者」の私が本当に続けられるかどうかは半信半疑ながら、とにかく始めました。

驚いたことに、この挑戦は成功しています!なんと、人生で初めて筋トレを5か月も継続できています。

ここで、自分がなぜ続けられたのかを振り返ってみました。

苦手なことが続けられた理由

1つ目の理由は、「切迫感」です。

「このままではいずれ老けて見え、自分の目指す『生涯現役』が実現できなくなるかも」という危機感が、私を突き動かしました。

2つ目の理由は、「筋肉成長のメカニズムを知ったこと」。

筋肉は、トレーニングを始めてから3~4か月目にようやく成長が始まることや、筋成長のためには週2〜3回の高負荷トレーニングが必要であることを学びました。

この知識を得るために筋トレ関連の本を10冊以上読み、YouTubeの筋トレ動画も見まくりました(今や、YouTubeのおススメ動画の上位には筋トレ関連のものばかり出てくるほどです<笑>)。

その結果、「今のやり方を続ければいいんだ」という確信を持てるようになり、安心感とさらなるモチベーションを得ることができました。

今回のチャレンジから得られたもの

実を言うと、私はこれまで継続には結構自信があり、いろいろなことを粘り強く続けてきたつもりです。ただ、筋トレだけはどうしても苦手で、何度も挫折を繰り返していました。

しかし、今回の挑戦を通じて、その「苦手分野」を少し克服することができ、自分にとって自信となりました。今では、自主的な高負荷トレーニングも含め、週3回のペースで筋トレしています。

年末年始のジム休館で5日間マシントレーニングができなかったときは、じれったくて仕方がないほどでした。思うように筋トレができないことがストレスになるほど、まさにハマっている状態です。

今年も引き続き、「細マッチョ西野」を目指して頑張ります!

筋トレを通じて得たのは、体力だけではありません。
「学ぶことの大切さ」と「苦手なことへ挑戦する価値」を改めて実感しました。

この経験を、講師・コンサルタントとしての活動にも活かしていきたいと思っています。

2025年、よりエネルギッシュで力強い私をお見せします。どうぞご期待ください!

西野浩輝写真マーキュリッチ代表取締役
西野浩輝
「人は変われる!」をモットーに年間150日の企業研修をおこなう教育のプロフェッショナル。トップセールス・経営者・外資系勤務など、これまでの自身の経験を活かして、グローバルに活躍できるプレゼンター人材の輩出に取り組んでいる。
西野著書写真

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