私の日々の生活において、革命が起きました。何と読書量が3倍に増えたのです。
どうしてこれが実現できたのか?
それは、オーディオブックを効果的に活用するようになったからです。
オーディオブックの最大の魅力は「ながら聞き」
この数か月、書籍をナレーターが朗読した音声を聞く「耳読」をしまくっています。
オーディオブックのよさは、何と言っても「ながら聞き」ができること。本を読む場合、基本的には「ながら読み」はできません。つまり、読書のためだけにわざわざ時間を作らないといけない。
ところが、耳読は、家事や雑用をしながらできます。日常生活において、雑用は思ったより多いものです。
歯磨き、着替え、掃除、炊事、ゴミ捨て等。あなたも一度1日でどれくらいの時間を割いているかを測ってみて下さい。予想外の雑用時間の長さに驚くでしょう。
その時間は、まさに某オーディオブックアプリの宣伝文句のように「耳は意外とヒマしている」状態です。それを全部、耳読に当ててみるとかなりの量の読書ができます。
ここであなたはこう思ったかもしれません。
「なぜ、今まで気づかなかったのですか?」と。
実は、今までも何度かトライしたものの、定着しませんでした。が、今回今までと少し違う試みをすることで、うまくいったのです。
その中で、定着化の鍵となった3つの工夫をご紹介します。
1.聞く際のスタンス「聞き流す」こと
1つめが、真剣に聞こうとせず、聞き流すこと。
これまでは、ある部分を聞き逃した際「もったいない!」と思い、その度に巻き戻して聞き返していました。
つまり、気合を入れて一言一句を聞いていたため、「聞く読書」がヘビータスクになっていました。すると、エネルギーが残っていない時や100%の集中力を発揮できない時に、オーディオブックを聞く気にならず、結局続かなかったのです。
そこで、聞く際のスタンスを大きく変えました。
「ざっくり理解して、アイデアや着想を得る」というつもりで、「流し聞き」を頑張るようにしました。
やってみてわかったのですが、聞き流していても、前後のつながりで大枠は理解できているし、意外と頭に残っているものです。
むしろ、このリラックスモードが新たなアイデアを生むことに繋がり、それが流し聞きを加速してくれています。
2.倍速で聞くことで読書量を増やす
2つ目は、2倍速で聞くこと。
オーディオブックは、プロの朗読家が語っているので聞きやすく、2倍速でも十分頭に入ります。
やはり、1冊4時間かかる本を2時間で聞けるのは大きい。加えて、2倍速で聞くことが1つめの工夫である「流し聞き」を
後押ししてくれました。
3.イヤホンをオーディオブックに適したものに変える
3つ目が、文明の利器を最大限活用したこと。
骨伝導イヤホンをご存じでしょうか?これはイヤホンの部分を耳ではなく、こめかみに当て、骨の振動を利用して聞くタイプのものです。
従来のイヤホンは圧迫感があるため疲れやすいのと、家族から声を掛けられたときに気づかない等、不便なところありました。そういった悩みをこのイヤホンは一気に解消してくれたのです。
今は、お風呂以外ではほとんどの時間、「耳読書」をしていると言っていいくらいです。
それにしても、今のオーディオ機器は進化していますね。
「良いアウトプットは、大量のインプットから生まれる」と言われます。学びの効率を高めたい方は、ぜひ「聞く読書」を取り入れて見て下さい。
その上で、もっといいやり方を見つけたら、ぜひお教えいただけるとありがたく思います(笑)。
西野浩輝
「人は変われる!」をモットーに年間150日の企業研修をおこなう教育のプロフェッショナル。トップセールス・経営者・外資系勤務など、これまでの自身の経験を活かして、グローバルに活躍できるプレゼンター人材の輩出に取り組んでいる。