営業マンはお客様のお役に立つことで売り上げを計上し、収入を得るのです。ところが大きな案件になると「僕には無理」と言って、その話から逃げてしまう人もいます。
これは「自分の器を知る」ということなのかもしれませんが、いつまでも逃げ回っていたら、結局は現状維持さえ難しい事態を招く可能性があります。
成長することを目指す
比較的小さな会社をお客様にしている営業マンに、大手の会社からオファーがありました。
一回当たりの取引高も、いままでより桁が4つも異なります。こうなると自分には無理と判断し、他の営業マンに引き継いでもらうような営業マンが実はいます。
自分には荷が重いと判断し、腰が引けてしまうのです。そこそこの売り上げを出して、そこそこの評価を得られれば、十分だという考え方です。
しかし成長しなければ、それは衰退の道を辿るのと何ら変わりはありません。自分は同じことをし続けても、周囲が成長すれば相対的に自分のポジションは低下するのです。
そうならないようにするためには、自らも成長することを目指す必要があるのです。
チャレンジが引き起こすブレイクスルー
取引をしたことのない業種や会社に思い切ってチャレンジするのも、自らの成長につながります。
ダメ元ですから、何ら失うものはありません。もしもそこでたった一つでも得られるものがあれば、ブレイクスルー間違いありません。
英語を使って外国の方にアポイントを取るのも、チャレンジになるでしょう。インドの人は英語を話しますが、文法的には結構適当です。それでも英会話が成り立つのです。
思い切って新しいことにチャレンジしてください。その内の一つが本当に厚い壁を打ち破るかもしれません。
チャレンジは必要ですが、周囲に迷惑をかけてはいけません。周囲を困らせるチャレンジは、ただの迷惑に過ぎません。
面倒臭いとか自信がないというような壁であれば、是非ブレイクスルーできるよう、成長していくことを目指してください。
西野浩輝
「人は変われる!」をモットーに年間150日の企業研修をおこなう教育のプロフェッショナル。トップセールス・経営者・外資系勤務など、これまでの自身の経験を活かして、グローバルに活躍できるプレゼンター人材の輩出に取り組んでいる。