「仕事は後回しにするな」とよく言われますよね。既にご存知だとは思いますが、何故なのか、ちゃんと理解していますか。後回しにすると、仕事が溜まってしまい、やり遂げるまでに余計時間がかかってしまう可能性があるからです。
いざ取り掛かろうとしたら急用ができてしまい、取り掛かれないということもあるからです。
想像もしたくないことですが、すっかり忘れてしまうという事態を招くことだってあるんです。こうなるとビジネスの信用以前に、人としても信用を失いかねません。
仕事の効果を高める
さて、お客様から「急ぎではないんだけど・・・」と言われたら、どうしますか。
そう、直ぐに行動に移すことが大事ですよね。直ぐに返事をしましょう。直ぐに電話をしましょう。直ぐにメールを出しましょう。直ぐに提案書、見積書を作って届けましょう。直ぐにこれらの行動を取れば、確実に契約が取れます。売り上げを計上できます。
仮にあなたがのんびりと構えていたら、その間にお客様の気持ちや状況が変わってしまうかもしれませんよね。せっかく資料を調えてお持ちしても、「あの話なら、もういいよ」なんてことにもなりかねません。
このような結末にしてしまったのは、のんびりとしていた営業マンの責任です。
仕事の効率を高める
人間の記憶なんて、直ぐに薄れ断片化してしまいます。
お届した資料を見たお客様が
お客様「〇〇については△△だと言ったよね!」
営業マン「いえ、○○については××だとお聞きしておりました」
お客様「違うよ、△△だよ!」
営業マン「聞いておりませんが・・・」
お客様「いや、確かに言ったはずだ」
という無駄なやり取りが繰り広げられるのです。
直ぐに行動に移しておけば、このような事態は避けられたはずです。
直ぐに行動すれば、お客様のニーズに速く正確に応えることができるのです。無駄な時間を費やさずに、効率性をも高められるのです。
このように直ぐ行動することは、営業マンにとってもお客様にとっても良いことばかりです。
更には、信用のおける営業マンとしての立場を、より確かなものとすることができるはずです。
西野浩輝
「人は変われる!」をモットーに年間150日の企業研修をおこなう教育のプロフェッショナル。トップセールス・経営者・外資系勤務など、これまでの自身の経験を活かして、グローバルに活躍できるプレゼンター人材の輩出に取り組んでいる。