先日、ある士業の方とお話をする機会があり、大変面白いお話をお聞きしました。
士業の方は個性的な方が多いということなのですが、その中でも成功している方は皆さん自己紹介が上手だというのです。
ユニークな人だなという印象を与える自己紹介をズバッと言える人がいると、ほぼ間違いなく成功されているそうです。
自己紹介を武器にする
自己紹介を上手にできるとなぜ成功するのでしょうか。
それは相手に興味を抱かせるからです。「この人面白そうだな」と思ってもらうことが、つながりを生むのです。
これは営業マンにとっても、すごく大切なことです。
なぜなら、同じ商品を買うならあいつから買いたいと思ってもらえるからです。また良い商品が見つかったなら、「お前のところではそれを扱っていないか?」と問い合わせをいただくことにもなるからです。
このように、人としての魅力をアピールする最初のきっかけが自己紹介なのです。
控えめなのが日本人の魅力等と言って「私なんかごく普通の人間で・・・」等と謙遜していてはダメです。短い時間で自分をアピールする言葉を用意しておくべきです。
営業ツールとして、常にアップデートしておくよう心がけましょう。また状況に応じた数パターン用意しておくのもよいでしょう。
自己紹介するタイミング
お客様を訪問して、いきなり自己紹介を始めるというのは、如何なものでしょう。お客様からすると、「は?」と目が点になってしまうのではないでしょうか。そうなると逆効果です。
ビジネスの話をしていて、一段落つき、「ところで〇〇さんはこの仕事は長いの?」なんてお客様が場の流れを変えたような時がチャンスです。このタイミングで上手く自己紹介できれば、あなたの「人」をも売り込めるのです。
商品を売り、お客様の役に立つことが営業マンの仕事です。
「人」としてつながることができれば、あなたという「人」がお客様のお役に立つ最大の商品になります。そのお客様と長くお付き合いすることが可能になります。その第一歩が自己紹介なのです。
西野浩輝
「人は変われる!」をモットーに年間150日の企業研修をおこなう教育のプロフェッショナル。トップセールス・経営者・外資系勤務など、これまでの自身の経験を活かして、グローバルに活躍できるプレゼンター人材の輩出に取り組んでいる。